乳腺炎を侮るなかれ…地獄を見た私の体験談

乳腺炎を侮るなかれ…地獄を見た私の体験談

私には、3歳と生後1か月の子供がいます。

上の子の時は紆余曲折しながらも、卒乳まで母乳育児をしていました。

生後1か月の下の子については、母乳を飲み方が日に日に上達しており、最近では早々に哺乳瓶を拒否してしまうようになりました。

そのため、2人目も母乳育児を完遂できればいいなと、感じている今日この頃です。

授乳中、赤ちゃんが一生懸命おっぱいを口にしている…たまらなく幸せですよね。

夜間の授乳は眠くてしんどいけれど、その可愛さで乗り切られる気がします。

でも幸せなことばかりじゃありません。

そう、授乳期の私が苦しめられたのは「乳腺炎」です。



そもそも乳腺炎とは?

乳房のしこりや皮膚の発赤や痛みから始まり、熱感をともない、さらに全身の症状、発熱、悪寒、関節痛、頭痛、腋のリンパ節の腫れ等が見られるようになる症状をいいます。

乳腺炎は、一般的に新生児に母乳を与える母親が授乳開始から2~3週間の期間に経験し、重症化するケースもたまにあります。

重症化した場合、切開手術が必要な場合があります。

 死ぬかと思った…私の「乳腺炎」体験談

 初めての子育てでノイローゼ気味だった私

私が、初めて乳腺炎を経験したのは、上の子が生後2週間ほど過ぎた頃でした。

まだ母乳の分泌が十分ではなかったため、粉ミルクと併用しながらの混合育児でした。

とにかくよく泣く子で初めての育児だったのもあり、どうして泣いているのかがわからず、

「お腹が満たされてないんじゃないか?」

「おっぱいが出てないのかなぁ…」

「ミルクを足すにもどれぐらい足したらいいか分からない」

と悩みに悩んで、最終的には赤ちゃんという存在があまりにも理解できなくて、

「未知の生物すぎる!この子は人間じゃない。プチモンスターだ!」

と、どうしたらいいのか分からない気持ちと産後の豆腐メンタルが相まって、相当なノイローゼ状態でした。



 

突如私を襲った謎の寒気と痛み

事件当日の私は、実家へ里帰り中で、夫が休日のため遊びに来ていました。

21時を過ぎた頃、夫が明日の仕事のため自宅に帰ると言い出したので、玄関まで夫を送りに行きました。

夫がドアから出て行き、私がバイバイと手を振って玄関のドアを閉めた瞬間…いきなり非常に強い寒気が襲ってきて、ガタガタと全身が震えだしたんです。

あまりに寒すぎて体が硬直するほどでした。

その頃は4月半ばで我が家はまだこたつを出していたので、こたつを最強の熱さにして全身すっぽり入って暖を取りました。…が!

それでも、寒気が止まらなくてガタガタが止まりませんでした。

私には自分の体に何の異変が起きているのか、さっぱり理解なかったのです。

あまりにおかしいので体温計を取り出し計測してみたところ、何と40度を超す熱が出ているではありませんか。

さらに症状は寒気だけではなく、両胸が今までないほどにパンパンに張れていて、バスケットボールぐらいカチカチになって激痛でした。

意識朦朧とする中で産婦人科へ助けを求める

どれだけ時間が経過しても痛みと寒気はおさまらず、自分の身に何が起きているかもわからないし、このまま死んでしまうんじゃないかと思っていました。

とりあえず訳がわからぬまま藁をも掴む思いで、お産をした産婦人科へ電話しました。時間は真夜中を過ぎていました。

電話の奥で対応してくれた助産師さんからは、「しんどいけど、胸が痛いならとにかく赤ちゃんに母乳を吸ってもらって下さい。」と伝えられました。

もうこの頃、既に私は今まで経験したことのない42.22度の体温を叩き出していたため、頭がフラフラ意識朦朧としていながらも授乳をしました。

まだ生まれて2週間ほどの上の子でしたが、その時は今まで以上に一生懸命おっぱいを吸ってくれた姿は、今でも忘れられません。

今までにない勢いと長い時間をかけて協力して吸ってくれたおかげで、張りはややマシになったものの、両胸の痛みとシコリはおさまらず。

乳房も外から見て赤く腫れていました

翌日になって産婦人科へ受診し、抗生物質を処方されました。

結果はまた「ひたすら吸ってもらって下さい」とのことでした。



以上の経験から乳腺炎の原因を考えてみる

乳腺炎の原因と言われているのが、

  • ストレスやリラックス不足による疲れ
  • 授乳間隔の開き
  • 飲ませ方が悪く、母乳の飲み残しがあった
  • 胸部の圧迫
  • 食事の内容

以上が主な原因とされていて、今回、私が引き起こした乳腺炎の原因に最も当てはまったものは「食事の内容」でした。

日々蓄積されてきた疲労感やストレスがあって、さらに母乳育児はカロリーや体力を消費するので、高カロリーのガツンとしたものが食べたくなったんですね。

実は乳腺炎を引き起こした当日のお昼過ぎに、「厚切り食パン×バターたっぷり×ハチミツ×バニラアイスのせ」を食べちゃったんです。

今思えばなんでそんなことをやらかしてしまったんだろうと思うのですが、体が欲していたんでしょうね。

見事に詰まったんだと確信させられる食事メニューでした。

美味しくいただいただけに残念でした。

一部では、食事内容は乳腺炎に関係ないとした見方をする場合もありますが、私個人的には食べ物は関係すると思っています。

授乳期に避けたいと言われる食べ物については、ケーキ・アイスクリーム・カレー・お餅・マヨネーズ・ファーストフード・菓子パン・ピザ・脂っこいもの等だと言われています。

俗に言う高カロリーで高脂質、糖質の高いものですね。でもこれらが罪深いほど美味しいんですよね…。

そのため、あっさりとした「和食」が母乳育児に適していると言われています。

その後の私と対処法について

紆余曲折あったものの、私は上の子が1歳7か月になるまで母乳育児を続けました。

実はその間も何度か乳腺炎になりかけたのですが、過去の経験を活かしてうまく対処できるようになったおかげで、未遂に終わることができたのです。

私が心がけた対処法として、

1.授乳間隔を空けない。乳房がカチカチになったりチクチクしだしたらとりあえず母乳を吸ってもらう。

2.授乳の飲ませ方を毎回変える。横抱き⇒縦抱き⇒フットボール抱きをマスターする。また、浅く飲ませないように気を付ける。

3.水分を意識して摂取する。甘い飲み物はできるだけ飲まない。

4.高カロリー・高脂質・糖質の高いものは避ける。

5.意識してセルフおっぱいマッサージをして、コリをほぐす。

6.Amomaのミルクスルーブレンドを飲む。

食べ物に関してはなるべく和食中心を心がけていましたが、やはりどうしてもケーキやらアイスクリームやらが食べたくなるんですよね。

そんな時は我慢しすぎず食べ過ぎないように意識しました。

個人差はありますが、私にとって乳腺炎はインフルエンザより遥かにつらかったです。

今まで生きてきた中で最も高熱が出て、さらに感じたことのない痛みを味わい生死の間を彷徨ったので、もう二度となりたくないですね。

皆さんも体に気を付けて充実した授乳ライフを送って下さいね。