両親が教えてくれたこと~離婚した後も苦しめられる亡き父の借金~

衝撃的な事実。

母は、48歳で、離婚した。

私達からしたら、育ての父と離婚した。

いわゆるバツ2

それから、別々に暮らしていた。

借金を作り、仕事もしない育ての父を見限っての離婚。

母親と、私達娘3人は今まで通り、育ての父名義の家に住んでいて、私は18歳で、姉は25歳で嫁に行ったので、家を出た。

そして、妹と母と、2人で住んでいた。



私は、3人の子育てで忙しかったので、あまり交流は持ってなかったけれど、妹は、育ての父とは血が繋がっていたし、姉は子供が出来なかったので、夫婦2人だけだったから余裕があったのか、一人暮らしの育ての父の所へ、野菜を持っていったり、タッパーにおかずを持って行っては、甲斐甲斐しく世話をしていた。

血が繋がって無いとはいえ、小学生から育ててもらった恩もあるし、家族愛はあったのだろうと思う。

母親は相変わらず、育ての父はあくまで、【苦労させられた憎っくき元旦那】でしかない。

離婚したあとも、特にのっぴきならない用事がない限りは、連絡を取ることはなかった。

そんな父親が、64歳の時、一人暮らしの家で、脳梗塞で倒れた。

たまたま、用事で、母と妹が、寄って帰ったあとに、また用事を思い出して、育ての父の所に戻った時に、ストーブの前で、意識の無い状態で倒れていたらしい。

戻ったのが 幸か不幸か…。

そこから、2年近く、意識が戻らないまま点滴だけで生きながらえた。

64歳と言ってもまだ若いからか、栄養だけの点滴で2年近くも生きれるとは。

1ヶ月、半年、1年と、意識は戻ることなく、植物のように、栄養だけを注入され、排泄物だけを、看護師さんが処理するだけの肉の塊。

もう、点滴もやめたら良いのに。と思った。

離婚してから、生活保護で暮らして、障害者手当を貰い、税金で、植物のような生活。

意識は戻らなくても耳は聞こえている説。

体は動かなくても、脳ではものを考えている説。

色々あるけれど、今となったら、どうだったのかも分からないし、むしろ、意識が無い状態で耳も脳も、働いていなかったことを祈る。

そして、亡くなる寸前に分かったことがある。

育ての父は、離婚後、住居を転々としていたから、督促状が届かなかったらしいのだけれど、税金の滞納があったらしい。

しかも高額。

何百万とあった滞納額に延滞金がついて、1000万近くになっていた。

それは、法務局で、聞いたらしい。

そして、問題は、その滞納した税金のせいで、今、母親と妹が住んでいる父親名義の家が、差し押さえになっていると言うこと。



亡くなる前にまで、多額の借金の置き土産をして行った育ての父。

相続放棄という選択もあったけれど、相続放棄をすれば、母と妹は、今の父親名義の家を出て、アパートに住むか、新しく中古でも家を探さなければならなくなる。

青天の霹靂の出来事だった。

まさかそんな1000万近くの滞納があるとも …そして、それは育ての父が亡くなれば、妹に、かかってくるということ。

たらればの話をしても遅いのだけれど。

一応納得し、円満に離婚したときに、直ぐに、名義変更をするべきだったと。

名義変更にはお金もかかるし、そもそもどこに相談したら良いのか分からない。

どうしたら良いものか、素人のおばちゃんには分からなかったから、ズルズルと来てしまったらしい。

こんな状態になってから、弁護士さんに、相談をしたのだけれど。

あ?離婚したから終わりじゃないんだ。

親と子供のこと、金銭のこと、それは離婚したから関係ないでは済まないんだなぁと学習した。

そして、国民健康保険や住民税など、税金関係の滞納、差し押さえって言うのは容赦ないということ。

父親が、税金を滞納してようが、借金していようが、離婚しているんだし関係ないと思っていた。

税金滞納は、本人が亡くなった後も子供に受け継がれるということ。

結局は、詳しくは言えないし、詳しくは書けないけれど、専門家の手によって、何とかなりそうな感じらしい。

この件で 分かったのは、税金関係は、しっかり払っておくこと。

離婚して、元旦那の家に住み続ける場合は、元旦那に何かあった時のことも、先に先に考えて手を打っておかなければならないということ。

それと、一人暮らしの男の人は、ちゃんと野菜を取って、健康に気をつけなけらばならない…ということ。

そして、結婚している人は、パートナーを思いやりをもって大事にし、できる仕事はしっかりする、それで、家庭は円満。

私の育ての父のような人が減ること、母のように離婚したあとも、なお苦労する人が減ることが、父亡き今、私が願うことです。

育ての父と出会うまではこちら