日本も今やアメリカ並み~第2章~

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息子は、お金の使い方が荒く、消費者金融などで借金こそはしないけれど、お給料を貰ったら1週間ほどで使い果たすタイプ。

そして、会社に前借りをして、また来月には、前借りをして払った少ない残りのお金をまた、1、2週間で使ってしまうという、悪循環を繰り返していた。

計画的に使うことを、一生懸命説明しても、毎月それを繰り返す。

いまでも直ってはいないけれど、周りを見て多少成長したのと、今はなんとか自活しているので、多少考えるようになってマシになったらしいけれど。

その頃はまだ子供で、発達障害の可能性があるのかなと思う。



とてもじゃないけれど、この2人が勢いのまま、妊娠でもしたら破滅すると思った。

傍から見ていて、仕事が続かない、我慢ができない忍耐力のない2人の事はほんとうに、心配だったし、このまま妊娠でもされたら困る。

ほんとうにその気持ちしか無かった。

もう、半年もこの生活が続いている時には、少しノイローゼになりかかっていた。

仕事もせず、他人の家にいて、息子が帰ってくれば毎晩、部屋でイチャつく声が聞こえる。

かと思えば、大喧嘩をしている声や、物に当たる音も聞こえる…

息子にも、この女にも、憎悪しかなかった

もう、 どうでもいい どうなってもいい、とにかく早く、2人で出ていってくれないかなと願った。

でも、それは、最悪の形だったけれど叶った。

それは、2人が喧嘩をして、警察沙汰になって、息子が留置されたことで、2人は別れるという選択をした。

もう会わない】と、警察署で、お互いが約束をした。

もうこんなに嬉しいことはなかった。



お互い掴み合いになって、息子も怪我をしたけれど、こういう場合は、女は強い。

先に手を出したのが誰だとか、女も殴りかかってきたとか、そんなのは関係なく、とにかく男が悪い。

そうなる。その理屈は、私も理解できた。

それでも私はどっちでもいい。別れてくれさえすれば。

暴力沙汰ではなく、いつものちょっとした喧嘩で、警察沙汰になって、留置されてるのだし、もう戻れないと思っていたし、息子もそう言っていた。

感情的になって、警察を呼んでしまって申し訳なかった、許して欲しい等のLINE、メールや手紙が来ていたけれど、お願いだからもう連絡を取らないで欲しいとお願いをして、息子も納得をして、連絡を取らせないようにした。



何故、私の言うことも聞いてくれたかと言うと、その頃まだ未成年だったので、被害届は出て無いにしても、警察が呼ばれた時点で、事件は事件だから、調書を取らなければならないという。

それで警察署に、何日も呼ばれ、事情聴取を何度も取られ、少年事件としての裁判もあった。

結局は、保護観察処分ということで、裁判は終わったけれど、自分の育て方が悪かったと、私も自己嫌悪に陥り、毎日涙涙で、警察署に行き、裁判所に行き、保護観察所に行く姿を見ていたからだろう。

息子はもう会わないと約束してくれた。

そこから何事もなく、家には家族しかいない、穏やかなノンストレスの日々が始まった。

もう、洗濯機に、私以外の下着や、洋服が混じっていることも無い、家族の洗濯物だけ。

朝起きたら、キッチンに、汚れたコップや、お皿が放置されていることも無い。

息子の部屋から、大喧嘩の声やイチャつく声も聞こえない。

なんと言っても、息子が仕事に行ったあとも家に他人がいるというのは、想像以上にストレスのあるものだったから。

そんな ある日、家に弁護士からの封筒が届いた。

婚約破棄による 慰謝料請求だった。



日本も今やアメリカ並み~最終章~