不倫の実話【現実は小説より奇なり】K介編  続編

【現実は小説より奇なり】K介編  続編

既婚者の女は 離婚する…ように見えた。

旦那とは 性格の不一致を理由に別れる気だった。

最初は 子供が出来て喜んでるようにも思えた。

いつ別れるのか 1ヶ月経ち 2ヶ月経ち 3ヶ月が経った。

既婚者の女は それでも離婚しない。

K介は 不信感が募る。

また相談しに来る。

「本当に別れる気があるのか…」



…ちょっと待って。頭の中 お花畑。

3ヶ月も経ってれば 既婚者の女は もう4ヶ月か 5ヶ月になっているはず。

いくらなんでも お腹だって目立つだろうし そんなに経っても離婚しないなんて不自然じゃない?そもそもが K介の子供なのかも疑問にすらなってくる。

旦那は気が付かないの?そもそもがほんとに妊娠してるの?

と 疑心暗鬼になる。

私の一言で K介の不満や不安は爆発する。

「子供が出来たのに 離婚しないならもう別れよう」

「これ以上は待てない」



 

最初は 既婚者の女の覚悟を試すために言った一言。

そこでヒステリックな既婚者の女はヒートアップ。

「無責任」だの 「ほんとに愛してないのか」だの しまいには「裏切り者」だの言ってくる。

電話は ひっきりなしに 昼夜問わずかかってくる。出るまでかかってくる。10も20も 不在着信がある。

そこで K介は 目を覚ます。「こいつやばい」と。

無責任だの 裏切り者だの 言う前にお前立場を考えろ。私ならそう思う。

やばい女に関わったと 気づいてからは連絡を一切無視した。

K介もひどい男。もう最低(笑)

最初の1ヶ月2ヶ月は 既婚者の女からは可愛げのある謝罪のメールが日に何通もあり 3ヶ月目からは 脅迫に近い文言の嵐。

K介曰く 命の危機すら感じたと。

それでも 着信拒否をし 電話を無視し続けた。

既婚者の女は 電話番号を変えたり友人の電話を借りてまで 連絡をよこした。

だいぶ切羽詰まっていたのだろう。

それが 2,3ヶ月続いたあと パタリと 連絡は無くなった。やっと諦めてくれたんだとひと安心した。



 

でもそれはそうじゃなかった。

既婚者の女は 出産をしていた。

トータルで言えば4人目の出産。

共通の知り合いが 買い物をしている 赤ちゃんを抱いた旦那と既婚者の女を見かけたという。

本当に 妊娠していたのだ。

しかも 旦那との子として。

もしかしたら旦那の子供かもしれない。

だって 本当に 旦那とは一切関係を持っていない K介としか関係を持っていないと 言っていた既婚者の女。

本当にK介の子供なら 旦那からしたら 驚きと裏切りしかないはずなのに 嬉しそうに そして幸せそうに 赤ちゃんを抱いて買い物をしていたと言うのだから 旦那自身も 自分の子供だと信じ切っているのだろう。

なら計算が合わない。

辻褄を合わせるために 出た答えが 結局は 夫婦は仲良くやっていた。

同時に 旦那とも K介とも関係を持っていた。

それが答えだった。もう 恐怖でしかない。



 

そこで 別れたことを心底 正解だったと思えた。最初は K介にも迷いがあったらしい。

子供のことも気にはなっていたらしい。

酔った勢いで連絡しようかと何度も思ったらしい。

酔いが覚めて 連絡しなくて良かったと…連絡先を消しておいて良かったと思う日々を過ごしていたけれど 別れて良かったと心底思えたと。

数ヶ月経ってから 共通の知り合いから送られて来たつかまり立ちをしている赤ちゃんの写真を見せられた私は 息を飲んだ。K介にそっくり。顔も頭の形すらそっくり。やはり K介の子供だった。

既婚者の女は 旦那とK介が同じ血液型なのをいいことに 他人の子供を 旦那の子として出産していた。

こんなことが 普通に起きている現実。

私の身近な所だけで 実は 2つの家庭で起きている。

今はいいでしょう。

将来 血液が必要な時が来るがしれない。

骨髄が必要な時が来るかもしれない。

そんな時に バレなきゃいいけど。

旦那にもそう 子供にもそう既婚者の女本人もそう。

バレた時が本当の恐怖かもしれない。

知らぬが仏…こういう場合にあることわざだと深く思った。

そしてもしかしたら きっと 旦那の子供じゃない子供や 自分の子供だと信じて止まない子供が本当は違う男の子供だった…という家庭が 想像以上に世の中にはいると思った。

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